食でつながる子供の笑顔
Ifsco CSR
一冨士フードサービスは、「未来の元気を創造する」を企業理念に掲げ、食を通して、皆様にたくさんの笑顔が届けられるよう、日々食づくりに邁進しています。運営を託されています社員食堂において、日本で生まれたNPO法人TABLE FOR TWO Internationalの活動趣旨に設立当初の2008年より賛同し、世界の食料問題の解決に少しでも貢献できるよう、お客さまのご協力のもとに、この活動に取り組んでいます。
1人分の食事からもう1人のための食事を生み出すTABLE FOR TWOの仕組み。“2人の食卓”とも呼ばれるテーブル・フォー・ツーは、日本の食卓から、遠く離れたアフリカやアジアの子どもたちに届く食卓の輪。私たちも少しずつ、この活動の輪を広げていくために、チカラを注いでいます。私たち自身の課題と、もう一つの食の課題。これを同時に解決できるTABLE FOR TWOを推進していくことで、健康な体づくりをサポートしていきます。
世界に目を向ければ、10億人が飢餓と貧困でさいなまれ、20億人が飽食のあまり肥満と生活習慣病に苦しんでいます。これは、開発途上国と先進国での食料配分の不均衡によって生じた、大きな問題とされています。TABLE FOR TWO(TFT)は、世界で起きている食の不均衡を解消して、開発途上国と先進国とのそれぞれの異なる健康に対する課題を、同時に改善していくことを目指すために、2007年、日本でスタートした社会的事業です。先進国の参加者と、開発途上国の子どもたちが、時間と空間を超えて、食卓を囲んで食事を分かち合うイメージから「二人の食卓」を意味する「TABLE FOR TWO」と、ネーミングされた活動です。
一冨士フードサービスのように社員食堂を運営する企業をはじめ、食にかかわる様々な企業や団体がこの活動に参画しています。これからも、もっと大きく活動の幅が広がり、日本から世界に向けての活動へと発展していく可能性を秘めています。
食堂運営の委託を担っている私たちは、2008年度から導入されたメタボリック・シンドロームの予防・改善対策と相まって、お客さまと共同で、より健康的なメニューづくりをご提案しています。そして、メタボ対策の対象メニューを食べていただく際に、一食につきその20円分を寄付していただき、それが開発途上国の子どもたちの学校給食として提供されます。開発途上国での20円は、学校給食一食分の金額に相当するとされています。
ひとつひとつの金額はわずかであっても、このTFTの趣旨に賛同していただく方々が、一人でも多く加われば、きっと大きな力になっていくこの取り組みを一冨士フードサービスは続けてまいります。
私たち一冨士フードサービスは、保育園や学校給食のサービスを通して、子どもたちに食の楽しみや大切さを知ってもらい、そして広く食育の観点からも、子どもたちの成長に深い関心を持っています。一方、世界に目を向ければ、子どもたちに十分な食の提供や、教育の場も持ちえない状況があります。
私たちは、この子どもたちの笑顔のために、未来の希望を見出してもらえるような活動を支援していきたいと考えています。
「セーブ・ザ・チルドレン」の活動をささえる、数々の支援団体や企業の活動を、私たち一冨士フードサービスも、側面から参加することで、少しでもこの活動の推進に役立てばとの思いを持っています。
1919年、第一次世界大戦で荒廃したヨーロッパで敵国の子どもたちを援助することなど誰も思いつきもしなかった時代に、「私には11才以下の敵はいない」と立ち上がった英国人女性 エグランタイン・ジェブによって創設された子ども支援団体です。
エグランタイン・ジェブは子どもの権利に関する最初の国際的な公式文書とされる「ジュネーブ子どもの権利宣言」(1924年9月26日に国際連盟第5回総会で採択)の草案を起草したことで知られています。
以来90年以上にわたり、セーブ・ザ・チルドレンは常に子どもの権利のパイオニアとして、30の独立したパートナーが約120カ国で活動を展開しています。ジェブの精神は、今もセーブ・ザ・チルドレンの理念であり続けています。
セーブ・ザ・チルドレンを通じて、世界中の子どもたちに支援を
セーブ・ザ・チルドレンの窓口のひとつである「オレンジスリフティー」を通じて、支援活動に協力しています。私たち一冨士フードサービスの本社が窓口になり、全国の社員の自宅に眠っている古着など使わなくなった衣服を集めて、定期的に神戸・六甲道「オレンジスリフティー」の「Save the Children Japan(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)」古着チャリティーに寄付しています。
参加社員の声
日頃、何かの役に立ちたいとは思っていても、すぐにできることはなかなか見当たりません。会社が推進しているこの支援活動であれば、安心して参加できます。なによりも、世界の子どもたちの役に立っていると思えることが、いいと感じています。
参加社員の声
直接的な募金活動とは違って、特別に構えることなく、手持ちの衣料品を送ることで、ごく自然に気軽に活動に参加でき、いいと思います。家にある衣料品を整理することで、子どもたちの笑顔につながれば、とてもうれしいです。
参加社員の声
ついつい買い込んだ服、鞄などがいっぱいに・・・。長年、家のタンスなどにねむっており、気になっていました。着なくなった服、使わなくなった鞄が、また新たな価値を生み出すこの取り組み。これからもこの活動を続け、ほかの仲間へも広げていきたいと思います。